色彩検定UC級に満点合格した勉強方法とスケジュールを詳しく解説します

色覚異常をもっている人は、黒板に書かれた赤いチョークの文字が見えにくかったり、焼肉のお肉に火が通っているのかわからなかったり、色の見え方によって生活に支障をきたす場合があります。
色覚異常をもっている人の割合は、日本人男性の場合約20人に1人。
「意外と多い」と感じる方が多いのではないでしょうか?
そんな色覚特性による色の見え方の違いや具体的な色のユニバーサルデザインの進め方を学習するのが、色彩検定のUC級です。
ユニバーサルカラーの知識は、知っている人が増えれば増えるほど社会に役立ちます。
教育やデザイン関係の仕事をしている方はもちろん、すべての人におすすめな資格です。
私は2025年夏季に色彩検定UC級を受験し、200点満点で合格しました。
本記事では、そんな私の色彩検定UC級の勉強方法とスケジュールを詳しく解説していきます。
実際に使ったノートの中身などもお見せしながらご紹介していくので、受験を検討している方の参考になれば幸いです。
色彩検定UC級について
色彩検定は公益社団法人色彩検定協会が主催する民間資格です。

級位は1級、2級、3級、UC級の4つ。
中でもUC級は、ユニバーサルカラーに特化した内容を学習します。
UC級は教育やデザイン、広報やインフラ関係など色覚の多様性に配慮すべき仕事をしている人はもちろん、すべての人におすすめな資格です。
色覚の多様性には、加齢による見え方の変化も含まれます。
加齢は誰もが通る道。
正しい知識を身につけておくことで、身の回りのお年寄りに配慮できたり、自分の見え方を客観視できたりと私生活に役立てられますよ。
色彩検定UC級の勉強方法&スケジュール
それでは、私が色彩検定UC級に満点合格した勉強方法をご紹介していきます。
ちなみに、私は過去に色彩検定2級と1級に合格しています。
勉強期間 | 約3ヶ月半 |
勉強時間 | 約70時間 |
点数 | 200点 / 200点 (合格基準は140点程度) |
私は満点合格を目指していたため、勉強時間はかなり長めにとりました。
合格が目標であれば、30時間程度を目安に勉強するといいでしょう。
UC級は難易度レベルで見ると3級より易しいです。
50時間以上あれば、満点も目指せますよ。
私は以下のスケジュールで進めました。
- テキストで概要を把握(3ヶ月半〜3ヶ月前)
- テキスト勉強&ノート作り(3ヶ月〜2ヶ月前)
- 過去問題で傾向を掴む(2ヶ月前)
- 暗記(2ヶ月〜1ヶ月前)
- PCCS色相環・トーンの暗記(2ヶ月〜1週間前)
- 過去問題・練習問題の演習(1ヶ月前〜1週間前)
- 最終チェック(1週間前〜当日)
UC級は3級〜1級と内容が被っている分野もあります。
過去に他の級位を受験したことがある方は、より容易に勉強を進められると思います。

本記事では初めて色彩検定を受験する方へ向けた勉強方法も併記しているので、過去に受けたことない方も安心してくださいね。
私は以下の教材を使いました。


色彩検定2級及び1級で使用した新配色カード199aは、UC級では使いませんでした。
①テキストで概要を把握
色彩検定UC級の受験を決意し、まずはテキストを購入しました。


2025年現在、UC級のテキストは公式から出ている色彩検定公式テキストUC級編
テキストは必ず最新版を購入しましょう。
まずはざっとテキストに目を通し、大まかな内容を把握していきます。


このときは理解できない内容があっても大丈夫。
ひとまず概要を把握することを目標とし、サクサクと読み進めていきましょう。



私は3時間かからずに読み終わりました。
②テキスト勉強&ノート作り(3ヶ月〜2ヶ月前)
概要を把握できたら、いよいよ本格的なテキスト勉強に入っていきます。
私は満点合格を目指していたため、ノートにテキストの重要箇所をまとめてじっくり勉強しました。


覚えたい語句はオレンジ色のペンで記入すると、赤シートを使って何度も復習できます。


簡易的なイラストを描くことで、視覚的にわかりやすいノートを目指しました。
ですが、色彩検定UC級は内容が重い資格ではないので、特に高得点を目指していない方はテキストのみの勉強で十分だと思います。
テキストの重要な箇所にマーカーを引き、補足があれば書き込む形でも十分に理解できますよ。
③過去問題で傾向を掴む(2ヶ月前)
テキストの内容を一通り学習した後、一度過去問題を解いて出題傾向を把握しました。
使用した過去問題集は2年前の色彩検定過去問題集UC級2023年


この時点での勉強時間は25時間ほどでしたが、点数は189点 / 200点でした。
合格基準は140点程度なので、余裕で合格圏内を突破。
UC級の難易度の低さを体感しました。
UC級は常識的にわかる問題や消去法で解ける問題も多く、民間資格にありがちな「イジワル問題」も一切出ません。
テキストで学んだことがそのまま出題されるので、楽しく学習を進められました。
④暗記(2ヶ月〜1ヶ月前)
試験2ヶ月前からは、暗記に集中しました。
暗記で主に使ったのは自作のノートです。
赤シートを使って何度も周回し、間違えた箇所に付箋を貼っていきます。


付箋はスリム見出しミニ 多色アソート
寒色系の付箋を使えば、赤シート越しでも間違えた箇所がわかって便利です。
テキストを使う場合は、重要語句に緑のチェックペンでマーカーを引くと赤シートで隠せて便利ですよ。
また、何度見ても覚えられない箇所は別で「苦手まとめページ」を作って一覧にまとめました。


勉強を始める前にまとめページを見ることをルーティンに組み込み、苦手箇所を克服しました。
⑤PCCS色相環・トーンの暗記(2ヶ月〜1週間前)
色彩検定において暗記必須なのが、PCCS色相環とトーン概念図です。


近年はUC級でもPCCS色相環やトーン概念図をもとにした問題が複数出題される傾向があるので、しっかりと覚えておきましょう。
【色相環】
- 色相番号(例:1)
- 日本語の色相名(例:紫みの赤)
【トーン】
- トーン名(例:ビビッド)
- トーン略記号(例:v)
- 意味(例:さえた)
- イメージ(例:鮮やかな・派手な・いきいきした・目立つ)
- 明度と彩度の分類
色相環とトーンは一夜漬けで覚えられるものではありません。
毎日書いて少しずつ覚えていきましょう。


私は1級を受験したときの記憶が残っていたので、週に2回ほど書いて忘れないようにしました。
また、トーンのイメージの暗記には1級受験時に作成した単語帳を使いました。


表面にイメージ、裏面にトーン略記号を書いています。
シャッフルして何度も繰り返し復習できるので、とても便利でした。
PCCS色相環とトーン概念図の詳しい覚え方は別の記事で解説しています。
⑥過去問題・練習問題の演習(1ヶ月前〜1週間前)
暗記がある程度進んできたところで、過去問題や練習問題の演習をしました。
使ったのは2年分の色彩検定過去問題集UC級です。


色彩検定過去問題集UC級シリーズは夏季・冬季の2回分の試験問題+解説に加え、練習問題が付属しています。
2冊あれば4回分+αがカバーできますよ。
※練習問題は2023年以降の過去問題集に収録されています。
私はそれぞれ4回ほど解いて、不安な点を潰していきました。
答え合わせのときには解説を読み込み、根本からしっかり理解することを心がけました。
過去問題は出題傾向や自分の苦手範囲を把握する上で欠かせません。
できれば2年分用意し、何度も解きましょう。
⑦最終チェック(1週間前〜当日)
試験1週間前からは最終チェック期間として、勉強のスケジュールを空けておきました。
試験前に体調を崩すなどの事態も考えられるため、勉強計画を立てるときは直前1週間は予備日として空けておくのがおすすめです。
- PCCS色相環・トーンの復習
- テキストを読み返す
- 苦手まとめノートを見る
私は1週間前までに基本的な勉強を終えられていたので、精神的にもゆとりをもって直前の期間を過ごすことができました。
以上が、私が色彩検定UC級に満点合格した際の勉強方法とスケジュールです。


色彩検定UC級は初心者でも合格を目指しやすく、学べば一生使える知識が身につきます。
資格も取れてさらに社会の役に立てるので、まさに一石二鳥です。
みなさんもこの機会にチャレンジしてみませんか?
おわりに
私が色彩検定UC級に満点合格した際の勉強方法とスケジュールをご紹介しました。
- テキストで概要を把握(3ヶ月半〜3ヶ月前)
- テキスト勉強&ノート作り(3ヶ月〜2ヶ月前)
- 過去問題で傾向を掴む(2ヶ月前)
- 暗記(2ヶ月〜1ヶ月前)
- PCCS色相環・トーンの暗記(2ヶ月〜1週間前)
- 過去問題・練習問題の演習(1ヶ月前〜 1週間前)
- 最終チェック(1週間前〜当日)
公式テキストは図表が多くてわかりやすく、終始楽しく勉強を進められました。
色彩検定UC級はユニバーサルデザインの配慮が必要なお仕事をしている方だけでなく、すべての人におすすめな資格です。
やさしい社会への第一歩として、勉強してみては?
それでは、最後までご覧いただきありがとうございました!