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【独学】色彩検定2級の勉強方法を大公開!ノートの中身もチラ見せ

色彩検定2級の独学勉強スケジュール

色彩検定は色彩や配色にまつわる知識を問う検定です。

デザインやファッションに関わる仕事をしている人をはじめ、学生や主婦など幅広い世代の人々から人気を集めています。

   

色彩検定は受験資格がないため誰でも気軽に受けられる検定です。

ですが、独学で勉強するとなると何から手をつけていいのか悩みますよね。

   

そこで今回は、2022年冬期の色彩検定2級に完全独学で合格した私が実践した勉強方法をご紹介していきます。

実際に勉強してみてわかったことをぶっちゃけてお話しているので、これから受験する方はぜひ参考にしてみてくださいね。

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もくじ

色彩検定について

色彩検定は公益社団法人色彩検定協会が主催する検定です。

色彩心理や配色、ファッションなど色彩にまつわる知識が問われる検定で、累計受験者は延べ150万人以上に上ります。

正式名称文部科学省後援 色彩検定
級位1級・2級・3級・UC級
試験日程夏期・冬期の年2回(1級は冬期のみ年1回)

本記事をご覧になっている方は2級の受験を検討している方だと思います。

2級は色彩の基礎知識に加え、ユニバーサルデザインや照明、ビジュアルや景観色彩などより実務的な内容が中心になっています。

3級に比べて難易度は上がるものの、独学でも十分合格できるので安心してくださいね!

色彩検定2級の勉強方法&スケジュール

それでは、私が実際に取り入れた勉強方法をご紹介していきます。

ちなみに、私(社会人・20代女)の条件はこんな感じでした。

勉強期間約4ヶ月半
勉強時間約100時間(3級の勉強も含む)
点数196点 / 200点(合格基準は140点程度)

受験するからには絶対に合格したかったので、かなり余裕を持たせたスケジュールを組みました。

実際に受けてみて、勉強時間は70時間程度でも十分だったかなと思いました。

余裕のある方は80時間、さらに私のようにすごーく余裕のある方は100時間あれば満点も狙えます

私はこのような手順で勉強しました。

  • テキストで概要を把握
  • テキスト勉強
  • 色相環・配色カードの暗記
  • 暗記
  • 練習問題・過去問の演習
  • 苦手箇所の復習
  • 最終チェック

順番にご紹介していきます。

①テキストで概要を把握(4ヶ月半前)

色彩検定の受験を決意し、まずはテキストを購入しました。

テキストをパラパラとめくり、おおよその概要を掴んでから本格的な勉強に入りました。

まずは概要を把握!
どんな内容を学ぶのかざっくり頭に入れよう。

私が選んだテキストはナツメ社の最短合格!色彩検定2・3級テキスト&問題集第2版です。

色彩検定テキスト

色彩検定はたくさんのテキストが販売されていますが、私は書店で実際に手に取ってみて一番しっくりきたこちらを選びました。

お気に入りPOINT
  • フルカラー
  • 2級・3級を一冊で学習できる
  • 図や写真が豊富でぱっと理解しやすい
  • 大切な用語が赤字で書かれている
  • 語呂合わせや覚え方のコツが書いてある
  • 模擬問題がついている
  • 紙質がしっかりしていて書き込んでも裏写りしない

本来は公式のテキストが最も無駄なく学習できるのですが、公式テキストは文章ばかりでわかりにくかったので私は別のテキストを選びました。

公式テキストは2級と3級が別になっていますが、最短合格!色彩検定2・3級テキスト&問題集第2版は2級と3級が一冊で学べます。

2級の受験には3級の内容の理解が必要不可欠なので、独学で2級を受験する方にとってもおすすめです!

②テキスト勉強(4ヶ月半〜2ヶ月半前)

概要を把握した後、勉強計画を立てました。

色彩検定の勉強スケジュール

テキスト勉強は2ヶ月半前までに終わらせる予定で、本格的に勉強を開始しました。

ノートを使わない学習なら20〜30時間、ノートを使った学習なら40〜60時間程度を目安に計画を立ててみよう!

私はノートを使って深く理解したかったので、2ヶ月ほどの期間を設けました。

テキストの内容をすべてノートにまとめるのではなく、必要だと思った箇所に絞って書いていきました。

たとえば
  • テキストだけでは理解できない
  • 複数ページに渡る内容を一覧にまとめたい
  • 赤シートを使って暗記したい
  • 自分の言葉で書いておきたい
  • 実際に配色してみたい

これらに当てはまる項目をノートにまとめました。

   

いくつか例をご紹介します。

まずこちらは錐体と桿体の特徴をまとめたページです。

色彩検定ノートの例

複数ページに渡って書かれていた説明文を一覧にまとめることで、錐体と桿体の違いをわかりやすく覚えられました。

   

こちらは色温度の一覧です。

色彩検定ノートの例

テキストに同じ表が載っていたのですが、赤シートで暗記したかったのでノートに書き移しました。

    

私は実際に配色をしてみたかったので、新配色カード199aを使ってノートに切り貼りもしました。

色彩検定ノートの例

テキストとはまた違う雰囲気の配色になったり新しい発見があったり、なかなか面白かったです。

この期間がいちばん楽しかったです!

③色相環・配色カードの暗記(3ヶ月半〜1ヶ月半前)

テキストで配色の範囲に入ったあたりで、新配色カード199aを購入しました。

新配色カード199a

新配色カード199aはPCCSのトーンごとに各色が並んだカードで、色の把握や配色の勉強にとても役立ちます。

色当てゲームや配色の練習に大活躍!

2級を受験するならぜひ購入をおすすめします

テキストだけで勉強しているよりも、実際に色に触れたり配色したりする方がわかりやすいですし、深く理解できます。

たとえば
  • 実際に配色してみる
  • 切ったカードで色相環の感覚を掴む
  • トーンと色相番号を当ててみる

2級では色を見て「○トーンの○番」と正確に答えられる必要はありません。

ですが、トーンと色相番号がなんとなく頭に入っているだけで問題がとても解きやすくなります

一晩で覚えられるものではないので、できれば早めから新配色カードに触れて感覚を養っておくのがおすすめです。

私は配色してノートに貼ったり、色相環を作ったりしたおかげで試験の2ヶ月前には色相環を完璧に暗記できるまでになりました。

色相環は色名から色を想像できるようにしておくと問題を解くのがとても楽です。

色相環とトーン

このタイミングでトーンも一緒に覚えられるといいですね。

④暗記(2ヶ月半〜1ヶ月半前)

テキストの勉強が一通り終わり内容を理解したところで、暗記に移りました。

暗記にはスキマ時間を有効活用しよう!

色彩検定は思いのほか、覚えることがたくさんあります。

ランプの特徴や配色イメージなど、ただテキストを読んだだけでは知識が物足りない部分も多いです。

   

この期間は、ひたすらテキストやノートを読み返していました。

ノートは赤シートを使い、間違えた箇所には付箋を貼って何度も解き直しました

間違えた箇所には付箋を貼る

付箋が段々なくなっていく様子は、なんとも快感でした!

私は暗記が苦手なので、1ヶ月と長く時間を作り毎日短時間ずつ勉強しました。

   

同時に、慣用色名もこの段階で暗記を開始。

慣用色名はテキストを中心に、慣用色アプリも使いました。

アプリは正確な色ではないので、あくまでも補助的に使いましょう。

⑤練習問題・過去問の演習(1ヶ月半〜1ヶ月前)

大方頭に入ったところで、テキストの模擬試験問題や過去問にチャレンジ。

過去問は公式から出ている色彩検定 過去問題集2021年度 2級・3級(※)を購入しました。

※2021年度分までは2級と3級が一緒に収録されていました。

過去問は1冊で十分でした。

いくら知識を入れ込んでも、問題の傾向がわからなければ本領発揮できません

過去問は1冊でいいので、ぜひ購入して実際に解いてみましょう。

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間違えた問題はしっかり理解できるまで復習します。

私は間違えた箇所をまとめて書き、本番前に確認できるようにしました。

間違えた問題は復習

私はなにせ時間が有り余っていたので(笑)、過去問は3回ずつ解きました。

⑥苦手箇所の復習(1ヶ月前〜1週間前)

ここまで学習してきて苦手だと感じた部分は、このタイミングで克服しました。

私は色彩心理や配色イメージが苦手でした…。

練習問題を繰り返し解いたり、ノートを見返したり、苦手だと思う部分は徹底的につぶしていきました。

中でも効果があったのが、「人に説明する」勉強法です。

たとえばリープマン効果を覚えたい場合、「明度差がほとんどない有彩色が隣り合うと境界線があいまいになってちらついて見える現象」と説明できるまで何度も練習しました

声に出すことで耳からも情報として入ってくるので、目で見て勉強するよりも効果がありました

   

協力してくれる家族がいる方はもちろん、一人でもできます。

理解のスピードが段違いなので、ぜひ取り入れてみてくださいね。

⑦最終チェック(1週間前〜当日)

ここまで勉強をやり切っていた私。

試験前は余裕をぶっこいてのんびりしていました(笑)

今まで頑張った分です!

のんびりと試験に向けた最終チェックをしました。

たとえば
  • テキスト・ノートの見返し
  • 練習問題を解く
  • 色相環とトーンの復習
  • 慣用色名の暗記 など

特に色相環とトーンは本番で間違いなく書けるよう、毎日書いて復習していました。

苦手な箇所がある場合はこのタイミングで潰しましょう。

   

私は結果的にのんびりできたのでいいですが、本番まで何があるかわかりません。

突然体調を崩すといった事態もありうるので、勉強計画を立てるときは最後の1週間を予備日として空けておくのがおすすめですよ。

新配色カード199a

以上が、私が独学で色彩検定2級を受けたときの勉強方法です。

私はかなり余裕を持たせたスケジュールだったので、もっと短時間で集中して勉強したい方は勉強期間を狭めるなど工夫してみてくださいね。

おわりに

2022年冬期の色彩検定2級に合格した際の勉強方法とスケジュールのご紹介でした。

色彩検定2級の勉強スケジュール
  • テキストで概要を把握(4ヶ月半前)
  • テキスト勉強(4ヶ月半〜2ヶ月半前)
  • 色相環・配色カードの暗記(3ヶ月半〜1ヶ月半前)
  • 暗記(2ヶ月半〜1ヶ月半前)
  • 練習問題・過去問の演習(1ヶ月半〜1ヶ月前)
  • 苦手箇所の復習(1ヶ月前〜1週間前)
  • 最終チェック(1週間前〜当日)

かなりのんびりしたスケジュールだったので、根を詰めることなく最後まで楽しく勉強できました。

   

色彩検定は受けて終わりではなく、一度勉強すれば一生使える知識が身に付きます。

試験のためだけでなく、ぜひ今後の人生を豊かにするためだと思って楽しんで勉強してみてくださいね。

   

それでは、みなさんが合格できることをお祈りしています。

最後までご覧いただきありがとうございました!

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