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受験してわかった!紅茶検定(中級)の出題傾向と注意点【2023年夏】

第7回紅茶検定を受けて感じた注意点と出題傾向

先日、第7回紅茶検定(中級)を受験しました。

解答速報による自己採点では合格ラインを突破しているため一安心しているのですが、速報が出るまではハラハラドキドキで落ち着きませんでした。

   

というのも、バッチリ対策をしていたため余裕で合格できると踏んでいたのですが、予想以上に難易度が高く、手応えが全くなかったのです。

   

私自身、受験にあたり公式サイトの練習問題にチャレンジしたり前回受験した友人の話を聞いたり情報収集してきました。

ですが、それでも事前準備が足りなかったと感じました。

    

そこで、これから紅茶検定を受験する方のお役に立てればと思い、実際に受験してみて感じた感想と注意点について解説していきます。

   

テキストと照らし合わせた出題傾向も解説していくので、これから紅茶検定を受験する方の参考になれば幸いです。

本記事は第7回の話です。傾向は変わる可能性がありますので、あくまでも参考程度にご覧ください。

もくじ

紅茶検定について

紅茶検定は紅茶検定実行委員会が主催する民間資格です。

日本唯一の紅茶団体である日本紅茶協会の協力のもと開催されています。

紅茶検定HP
出典:紅茶検定 公式サイト
主催紅茶検定実行委員会
特別協力:日本紅茶協会
級位初級(ベーシック)
中級(アドバンス)
上級(プロフェッショナル)
検定料初級:4,900円
中級:5,900円
上級:7,700円
勉強方法公式テキスト
受験方法オンライン(PC/スマホ/タブレット)
試験時間60分
問題数80問
出題形式マークシート式(四者択一)
合格ライン概ね正解率70%以上
試験日程年2回程度

※2023年9月現在の情報です。最新情報は公式サイトをご確認ください。

紅茶検定は「日々のティータイムをより味わい深く楽しい時間に」をテーマに設立された検定です。

あくまでも趣味として紅茶を楽しむ人向けの検定であり、数ある紅茶の検定・資格の中で最も難易度が低いといえるでしょう。

   

他の検定・資格に比べて料金も安く、初心者でも受けやすい検定となっています。

紅茶検定を受験して感じた落とし穴

初心者向けの検定である紅茶検定。

ですが、実際に受験してみると「思っていたより難易度が高かった」というのが私の正直な感想です。

紅茶検定の公式テキスト『紅茶の大辞典』

私は約4ヶ月前から60時間ほど勉強し、「これは余裕で合格できる」と思えるほどやり込んでいました。

しかし、現実はそう甘くはありませんでした。

ココが難しかった!
  • 公式サイトの練習問題より難しい
  • テキストに載っていないデータが出題
  • テキストとは違う表記の語句がある
  • 出題順がバラバラ

ひとつずつ解説していきます。

①公式サイトの練習問題より難しい

紅茶検定の公式サイトには、級位別に練習問題が用意されています。

中級は10問の例題があり、試験の練習に使えます。

    

しかし、試験本番では例題よりはるかに難しい問題ばかりが出題されました

   

例題では答えの選択肢が単語の問題が多いですが、本番では文章の中から正誤判定する問題が多く、内容を理解するだけでも時間がかかりました。

紅茶検定の問題の様子

単語を選ぶような単純な問題はかなり少なかったです。

練習問題で満足せず、テキストを隅々まで読み込んで知識を身につけましょう!

②テキストに載っていないデータが出題

私が度肝を抜かれたのが、テキストに載っていないデータ(数値)を問う問題が複数出題されたことです。

   

公式サイトには、中級はテキスト『紅茶の大辞典』を中心に出題されると書いてあります。

しかし、テキストには載っていない2021年のデータを問う問題が8問ありました。

※テキストに載っているのは2010年など古いデータ。

   

中にはテキストの情報と異なる答えもあり、テキストの内容を暗記していると間違えた解答を選んでしまうような問題がありました。

たとえば

【テキスト】

「1人あたりの消費量はイギリスやアイルランド、それに中東諸国が上位」と記載

(『紅茶の大辞典』P.83より引用)

【本番試験】

2021年度の1人あたりの消費量はトルコが1 位

テキストと本番試験で引用元のデータが異なるとは、驚きでした…。

こればっかりは対策の仕様がないので、点を取れるところでしっかり取っておくことが大事かなと思いました。

生産量や輸出量などのデータは、数値の単位を覚えておくとおおまかな市場を把握できます!

また、受験後に紅茶の教科書を読んだところ、試験で初見した内容が載っていました。

余裕のある方はこちらも読んでおくとさらに知識が深められそうです。

\ 雑誌感覚で読みやすい! /

③テキストとは違う表記の語句がある

本番問題の一部で、テキストとは違う表記の語句がありました。

たとえば、このような違いが見受けられました。

テキスト試験問題
ボストン茶会事件ボストンティーパーティー事件
ピドルタラガラ山ピドゥルタラガラ山
コク味こく味

読めば同一語句を指しているとわかりますが、ぱっと見混乱するので、違う表記になっている場合があることを頭に入れておくと安心です。

④出題順がバラバラ

紅茶検定は出題順が章ごとに分かれておらず、バラバラに出題されます

関連する問題が離れて出題されるので、「さっきの問題は何て答えたっけ?」とすぐに関連問題の解答を振り返ることは少し難しいです。

   

第7回試験は特に数値を問う問題が多く、「さっきも似た問題を見た気がする…」と混乱することがありました。

知識はなんとなくではなくしっかり頭に入れておきましょう!

紅茶検定の出題傾向

第7回紅茶検定(中級)の出題傾向についてもまとめてみます。

テキスト『紅茶の大辞典』の章ごとに出題数を分けてみました。

第7回紅茶検定の出題傾向
第1章30問
第2章20問
第3章4問
第4章12問
第5章7問(年表・用語辞典含む)
その他7問

※上記で解説した「古いデータ」が載っているものは各章に含めています。

※複数の章に記載があるものは重要度が高い章に含めています。

※個人で統計をとった結果なので、間違っている場合があることをご了承ください。

全体で見てみると、第1章と第2章からの出題が多かったです。

Q&AやTea Breakのページからも多く出題されていたので、テキストは満遍なく目を通しておきましょう

   

そして、思っていたよりもテキスト外からの出題が多かったです。

核心をつく答えがテキストに載っていないものはその他に含めているという点を加味しても、テキストだけでは判断できない問題が多かったように感じました。

たとえば

アメリカではアイスティーも人気だとテキストに記載がありますが、ホットティーとアイスティーの比率までは掲載されていません。
主流の飲み方を問う問題はその他に分類しています

テキストを読んでいれば解ける問題でしっかり点数を稼ぎましょう!

「思っていたより難しかった」というのが率直な感想ですが、本番試験で初めて知った紅茶の知識もあり、楽しみながら受験できました。

紅茶好きのみなさん、紅茶検定でもっと深く紅茶について知ってみませんか?

\ 紅茶検定の公式テキスト! /

おわりに

2023年夏に実施された第7回紅茶検定(中級)を受験して感じた注意点と出題傾向をお話しました。

  • 公式サイトの練習問題より難しい
  • テキストに載っていないデータが出題
  • テキストとは違う表記の語句がある
  • 出題順がバラバラ
  • 第1章と第2章からの出題が多め(変わる可能性あり)

紅茶検定はまだ歴史の浅い検定のため、今後も出題傾向が変わっていく可能性が高いです。

練習問題が余裕で解けたからと満足せず、テキストを隅々まで読み込んでしっかりと知識をものにしていきましょう。

   

それでは、みなさんが紅茶検定に合格できるようお祈りしています。

最後までご覧いただきありがとうございました!

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