【実例で解説】読書ノートの書き方ロードマップ〜実用書・自己啓発本編〜
本を読むことは知識を深めたり、新たな考えをもたらしたり、読んだときだけでなくその後の生き方に影響を与えてくれます。
しかし、本を読んだときには「なるほど」と思っても、読み終わってしばらくすると内容を忘れてしまうことも多いのではないでしょうか?
そんな方におすすめなのが、読書ノートに本の感想やポイントをまとめることです。
本から得た知識や考え方をアウトプットすることで記憶の定着を手助けするだけでなく、実生活に取り入れやすくなるなどのメリットがあります。
しかしながら、いざ書こうと思っても書き方がわからないという方もいらっしゃると思います。
特に作文や要約が苦手な方にとっては、すごくハードルが高く見えるかもしれません。
ですが、読書ノートは書く項目やコツが分かれば誰でも書けるようになります。
そこで本記事では、私が実際に読書ノートを書く工程をすべてお見せしながら、読書ノートの書き方を解説していきます。
今回は自己啓発本を例にご紹介していきますが、他にも実用書やビジネス本などにも応用できますよ。
ぜひノートとペンを用意して、一緒に書いてみましょう。
読書ノートの書き方はこちらで解説しています。
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読書ノートのメリット
本題に入る前に、読書ノートをつけるメリットをかんたんにお話します。
- 理解が深まる
- 記憶が定着する
- 実生活に取り入れやすい
- 自分だけのライブラリーができる
何事も、「自分のもの」にするためにはアウトプットが欠かせません。
本から得た知識を読書ノートにアウトプットすることで、より理解が深まり、記憶が定着しやすくなります。
特に実用書や自己啓発本の場合は、実生活に取り入れたいと思った内容をまとめると具体的にやるべきことが見えてくるため、実践に移しやすくなります。
さらに、読書ノートにまとめておくことで後から本の内容を振り返りたいとき、かんたんに情報へアクセスできる点もメリットです。
自分だけの図書館ができるイメージです!
読書ノートの書き方〜実用書・自己啓発本編〜
それでは、実際に読書ノートを書いていきます。
「無理なく続けやすい」がモットーなので、内容はとてもかんたんです。
ぜひ一緒にトライしてみてくださいね。
用意するもの
- 本
- ノート
- ペン
用意するのものはこれだけです。
ノートはお好みでいいですが、持ち歩きたいならA6やB6などの小さめサイズ、家に置きっぱなしにするならA5などの大きめサイズがおすすめです。
私は家に置きっぱなしにしているので、A5サイズのシステム手帳を使っています。
テンプレートが決まっていた方が書きやすい方は、専用の読書ノートを使うのもおすすめです!
書く項目
私は以下の項目を書いています。
- 本のタイトル
- 著者
- 読み終わった日付
- 総合評価
- 心に響いたことや取り入れたいと思ったこと
- 感想
他にも発行年月日や出版社、本を読もうと思ったきっかけなどもおすすめです。
決まりはないので、自分が残しておきたい情報を自由に書きましょう。
実際に書いてみよう
それでは、ステップごとに詳しく解説していきます。
①付箋を貼りながら本を読む
読書ノートを書くためには、ただ本を流し読みするだけではいけません。
「この言葉はすてきだな」
「こんな考え方もあるのね」
「実践してみたいな」
など、心に響いたことや取り入れたいことなどが書かれている文章を見つけたら都度付箋を貼っていきましょう。
付箋を長期間貼っていると粘着成分が本に付着する恐れがあるので、図書館の本などには貼らないように注意してください。
付箋を貼るかどうか迷ったら、とりあえず貼っておくのがおすすめです。
付箋を貼る=読書ノートにまとめる ということではないので、気負わずにどんどん貼っていきましょう。
私は1冊につき5〜15枚ほど貼ることが多いです。
付箋は半透明のフィルム素材かつ細いものがおすすめです。
文字を邪魔することがなく、目的の文章が一目でわかりますよ。
②本の基本情報を書く
本を読み終えたら、いよいよ読書ノートを書いていきます。
今回は有川真由美さんの『いつも幸せそうな人の小さな習慣
まずは本のタイトルや著者などの基本情報から書いていきましょう。
- 本のタイトル
- 著者
- 読み終わった日付
- 総合評価
タイトルはページの顔にもなるので、カラーペンを使ったり太いペンを使ったりして他より目立たせるのがおすすめです。
私はマスキングテープを貼って上に書き込んだり、マイルドライナー
今回は本文より濃いペンでタイトルを書き、マーカーで軽くデコレーションしてみました。
左側にタイトルと著者、右側に読み終わった日付と総合評価を書きます。
総合評価はわかりやすく星マークでつけています。
③心に響いたことや取り入れたいと思ったことを書く
つづいて、読書ノートの根幹を作っていきます。
付箋を貼った箇所を中心に、残しておきたい文章を書き出します。
ここで本の要約を書いてもいいですが、私は時間をかけずにサクッと書きたいので省いています。
前のページから順に書いていきましょう。
- 章や節のタイトル(必要であれば)
- ページ番号
- 残しておきたい文章
たとえば『いつも幸せそうな人の小さな習慣
読書ノートには、節タイトル(ページ数)→残しておきたい文章の順で書いていきます。
タイトルは目立たせるために、マーカーでワンポイントイラストを書きました。
書き終わったら次に付箋を貼ったページまで飛ばし、これを繰り返していきます。
付箋を貼った箇所全てをまとめるのではなく、読み返して再度「残しておきたい!」と思った項目に絞って書いていきましょう。
私は付箋12枚のうち、8項目書きました。
④特にお気に入りの箇所に印をつける
すべて書き出したら、その中で特に響いたお気に入りの箇所に印をつけます。
私は文章の下にマイルドライナーでラインを引きました。
項目が少ない場合や特にない場合は飛ばしてOKです!
また、文章を通して自分が思ったことがあれば追記しておくのもおすすめです。
吹き出しを使ったりペンの色を変えたりすると、まとめた文章と区別でき、読み返したときに自分の意見だとすぐにわかりますよ。
⑤感想を書く
いよいよ読書ノートも完成間近。
締めくくりに、本を読んだ感想をかんたんに書きます。
読書ノートは人に見せるために書くものではないので、自分がわかるように書けばOKです。
- 〜という考えが素敵だと思った
- 〜ということがわかった
- 〜してみようと思った
- 〜は自分に合わなかった
よかったことも、悪かったことも、正直に書いて大丈夫。
大切なのは、読んだときの素直な気持ちを残しておくことですよ。
以上で、読書ノートの完成です。
工程を細かく分けたので少々長くなってしまいましたが、作業自体は単純で難しいポイントはありません。
引用ベースでまとめていくので、要約が苦手という方にもおすすめな書き方です。
読書ノートは読んだ本を蓄積して残しておける、自分だけの財産になります。
ノートとペンがあれば始められるので、ぜひ気軽な気持ちでチャレンジしてみませんか?
おわりに
実用書や自己啓発本の読書ノートのまとめ方をご紹介しました。
- 本を読むときは気になる箇所に付箋を貼る
- 総合評価は★マークを使うとわかりやすい
- 残しておきたい箇所は項目ごとに書き出す
- 正直な感想も書いておくのがおすすめ
かんたんな工程でサクッと書けるので、本の記録を残しておきたい方はぜひ読書ノートを作ってみては?
特に「要約が苦手」という理由で読書ノートに踏み出せずにいる人は、要約の必要がない私の書き方が合うかもしれません。
読書が好きな方やログを残すのが好きな方は、ぜひ読書ノートを取り入れてみませんか?
それでは、最後までご覧いただきありがとうございました!
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