【超初心者】美術検定3級に合格した勉強方法&スケジュールを詳しく解説します

先日、美術検定3級に合格しました。
私は美術の勉強をしたことがなく専門知識ゼロ、加えて歴史が大の苦手だったため、勉強を始める前は「こんな私でも合格できるのか」とかなり不安でした。
ですが、時間をかけて少しずつ勉強を進めることで苦手を克服し、一発で合格まで漕ぎ着けることができました。
本記事では、私と同じく超初心者の方や歴史に苦手意識のある方に向けて、美術検定3級の勉強方法とスケジュールを詳しく解説していきます。
実際に私が使っていたノートの中身などもお見せしながらご紹介していくので、美術検定の受験を検討している方の参考になれば幸いです。
美術検定3級について
美術検定は一般社団法人美術検定協会が主催している民間資格です。

| 正式名称 | 一般社団法人美術検定協会主催 美術検定 |
| 級位 | 1級・2級・3級・4級 |
| 試験日程 | 1~3級:年1回(11月頃) 4級:通年 |
| 試験形式 | オンライン試験 |
※2026年2月時点。
2003年に「アートナビゲーター検定試験」として始まった、比較的新しい資格です。
西洋美術と日本美術の知識を中心に、画材や美術作品の見方など美術にまつわる幅広い知識が問われるため、美術の勉強をしてみたい方にピッタリです。
私は知識ゼロから美術検定3級の勉強を始めましたが、美術の流れや時代ごとの特徴、作品の見方などがわかるようになり、展覧会へ足を運ぶのがより楽しくなりました。
私はいずれ2級を受験したいと思っていたので3級から受験しましたが、より気軽に受けたい方は4級からチャレンジするのもおすすめです。
4級は通年実施されているので、自分のタイミングで受験できますよ。
美術検定3級の勉強方法&スケジュール
それでは、ここから私が美術検定3級に合格したときの勉強方法とスケジュールを詳しくご紹介していきます。
| 勉強期間 | 約9ヶ月 |
| 勉強時間 | 約200時間 |
| 点数 | 88点 / 100点 (合格基準は60点) |
一般的に美術検定3級の合格に必要な勉強時間は50時間程度とされていますが、私は以下の理由から勉強時間をかなり長めに確保しました。
- 美術を初めて学ぶ
- 歴史がかなり苦手
- 2級合格を見据えている
- 勉強するならしっかり知識をつけたい
試験合格が目標なら50時間、知識をしっかりつけたい場合や2級まで目指したい場合は100時間以上を目安に勉強計画を立てるのがおすすめです。
私の勉強時間は約200時間と、それにしても長いと思います。
ですが、勉強を始める前の私は美術の知識が本当に皆無で、知っている美術用語といえば「ルネサンス」「印象派」レベル。
印象派は好きだったので印象派に関する展覧会に行くことはありましたが、その他の分野は全く知識がない状態でした。
「私より初心者な人はいない」と思うほどの初心者からの勉強だったためこれだけの時間を確保しましたが、結果的に過不足なかったと思います。
逆にいえば、私のように美術の知識が全くない人でも十分に一発合格を目指せるので、受験を検討している方はぜひ参考にしてみてくださいね。
私は以下のスケジュールで勉強を進めました。
- テキストで概要を把握(〜9ヶ月前)
- テキスト精読&ノート作成(8ヶ月半前〜5ヶ月半前)
- 問題集を解く(5ヶ月半前〜1週間前)
- ノート暗記(5ヶ月前〜1週間前)
- 単語帳作成〜暗記(4ヶ月半前〜1週間前)
- 苦手箇所をまとめる(3ヶ月前〜2ヶ月前)
- テキスト読み直す(2ヶ月前〜1週間前)
- 最終チェック(1週間前〜当日)
前置きが長くなりましたが、ここから詳しく勉強方法を解説していきます。
①テキストで概要を把握(〜9ヶ月前)
美術検定の受験を決意し、最初に行ったのが公式テキストを読むことです。

使用したのは公式テキストの改訂版 西洋・日本美術史の基本です。
まずはテキストに一通り目を通して、美術史の大まかな流れを押さえていきます。
この時点では、分からない用語や説明があっても大丈夫。
流れを頭に入れることが目標なので、分からない箇所はスルーしつつ読み進めていきます。
また、改訂版 西洋・日本美術史の基本は①みてわかる ②読んでわかる ③ポイントでわかる の3部構成となっています。
これらのページを行き来しながら勉強していくことになるので、この段階で章ごとにインデックスをつけておきました。

私は②読んでわかる ③ポイントでわかる のページにインデックスを貼りました。
②と③は並行して読むことが多いので、こちらのインデックスはとても役立ちました。
\美術検定1〜3級共通のテキスト!/
②テキスト精読&ノート作成(8ヶ月半前〜5ヶ月半前)
美術史の流れをなんとなく把握できたら、本格的な勉強に入っていきます。
①では流し読みしていた改訂版 西洋・日本美術史の基本ですが、今度はじっくり読み進めて内容を理解していきます。
私はテキストにマーカーを引きながら精読していきました。

オレンジ:作品名
黄緑:作者
水色:その他の重要箇所
一章読み終えたら、内容を自作ノートにまとめていきます。
マーカーを引いた箇所を中心に、覚えにくい内容やカラー写真で見たい作品などをまとめました。

改訂版 西洋・日本美術史の基本は作品の写真が載っていなかったり、載っていても白黒のものが多かったりします。
私はテキストだけで勉強するのは難しいと思ったので、作品をカラーコピーしたものを貼りながらまとめていきました。

覚えたい語句はオレンジ色のペンで記入し、赤シートを使って暗記できるようにしています。
また、美術史の年表も自作しました。

左に西洋美術、右に日本美術を書くことで全体の流れを把握しやすくなりました。
③問題集を解く(5ヶ月半前〜1週間前)
試験範囲を一通りノートにまとめられたら、問題の演習にも取り掛かっていきます。

使用したのは知る、わかる、みえる 美術検定3級問題です。
この時点での正答率は7〜8割程度でした。

問題集にはテキストに載っていない内容も含まれているので、必要に応じて自作ノートに追記しつつ進めていきました。
本番では知る、わかる、みえる 美術検定3級問題に掲載されているものと似た問題も出題されたので、何度もやり込むことが大事だと思いました。

私は5周しました。
\とにかく周回しよう!/
④ノート暗記(5ヶ月前〜1週間前)
問題集と並行して、暗記も進めていきました。
美術検定はとにかく覚えることがたくさんあります。
一夜漬けで覚えられる量ではないので、少しずつ進めていきましょう。
私は自作ノートを中心に暗記を進めました。


赤シートを使ってノートを周回し、間違えた箇所には付箋を貼って後から確認できるようにしていました。



最初は付箋だらけになりますが、繰り返していくうちになくなっていきます!
⑤単語帳作成〜暗記(4ヶ月半前〜1週間前)
自作ノートの暗記だけでは不安に思い、急遽導入したのがデジタル単語帳です。
私はiPadで単語帳を作りました。


使用したアプリはWordHolicです。
表面に作品の写真、裏面に時代・作者・作品名・簡単な解説を記入しました。
作品↔︎作者・作品名の暗記はこちらの単語帳メインで行いました。


間違えた問題のみを出題してくれる機能もあり、とても便利でした。
⑥苦手箇所をまとめる(3ヶ月前〜2ヶ月前)
暗記や問題集を進めていくと、次第に苦手な箇所が浮き彫りになってきます。
私はこのタイミングで苦手箇所を補完するデジタルノートを作りました。


使用したアプリは自由ノートです。
任意の箇所を隠せるマスキングテープ機能を使って勉強しました。


グループごとのつながりなどは個別に覚えるよりも流れで暗記した方が楽でした。
また、並行して活用問題の対策も行いました。


こちらもデジタルノートを使い、作品を見比べる力を養いました。



活用問題対策については、後日別記事で詳しくご紹介する予定です。
⑦テキスト読み直す(2ヶ月前〜1週間前)
暗記がひと段落した頃、改めてテキストを精読しました。


私は自作のノートをメインで使ってきたので、改めてテキストをじっくり読むと新たな発見があったり、一読したときよりも理解が深まっている箇所があったり、最後の追い込みとしてとても役に立ちました。
本番試験では意外と細かいところまで出題されるので、直前に細部まで読み込んでおきましょう。
⑧最終チェック(1週間前〜当日)
試験1週間前からは、最終チェックに入ります。
試験直前に体調を崩すなどという事態も考えられるので、勉強計画を立てるときは直前の1週間は予備日として空けておくのがおすすめです。
- 問題集を解く
- ノート見直し
- 苦手ノートを確認
- 単語帳演習
- 年表で美術史の流れを確認
私は案の定直前に体調を崩してしまい十分な勉強はできなかったのですが、その中でもできることをやって本番に備えました。
美術検定は2日間のうち自分の好きなタイミングで試験を受けられるので、その点は助かりました。
おまけ やる気が出ないときの勉強法
資格勉強をしていると、モチベーションが下がってしまったり実力不足を痛感したり、どうしてもやる気が起きないときがあると思います。
私はそんなとき、YouTubeを使って美術の知識をインプットしていました。
主に見ていたのは山田五郎 オトナの教養講座です。
美術作品や美術様式をストーリーを交えてわかりやすく解説してくれるので印象に残りやすく、テキストをただ読むよりも圧倒的に楽しく勉強できました。
YouTubeであれば机に向かっていない時間にも勉強を進められます。
気分転換にもなるので、ぜひうまく活用しながら勉強してみてくださいね。
以上が、超初心者の私が美術検定3級に合格した際の勉強方法とスケジュールです。


私は美術も歴史も知識が全然なく、勉強を始める前はかなり不安でした。
ですが、そんな私でも無事に一発合格できました。
美術検定が気になっているみなさん、ぜひこの機会にチャレンジしてみては?
おわりに
超初心者の私が美術検定3級に合格した勉強方法とスケジュールをご紹介しました。
- テキストで概要を把握(〜9ヶ月前)
- テキスト精読&ノート作成(8ヶ月半前〜5ヶ月半前)
- 問題集を解く(5ヶ月半前〜1週間前)
- ノート暗記(5ヶ月前〜1週間前)
- 単語帳作成〜暗記(4ヶ月半前〜1週間前)
- 苦手箇所をまとめる(3ヶ月前〜2ヶ月前)
- テキスト読み直す(2ヶ月前〜1週間前)
- 最終チェック(1週間前〜当日)
知識がほぼ皆無かつ歴史が大の苦手だったため勉強を始める前はかなり不安がありました。
ですが、時間をかけて少しずつ勉強していくことで納得できる結果が出せて満足です。
来年は2級にチャレンジする予定なので、美術の勉強はゆるく今後も続けていきます。
美術検定は美術の展覧会によく行く方や教養を身に付けたい方にピッタリの資格ですので、気になる方はぜひチャレンジしてみては?
それでは、最後までご覧いただきありがとうございました!








