色彩検定に新配色カード199aは必要?全級の必要度と使い方を解説します!

色彩にまつわるさまざまな知識を問う民間資格、色彩検定。
累計受験者は延べ150万人以上に上る、人気の検定です。
私は2022年に2級、2024年に1級、2025年にUC級に合格しました。
各級の勉強でとても役に立ったのが、PCCSに対応したカラーカード「新配色カード199a」でした。
色彩感覚を養う上でとても便利な新配色カード199aですが、すべての人に必要なわけではありません。
級位によって必要性と使い方が異なるためです。
そこで本記事では、色彩検定の級ごとに新配色カード199aの必要性を解説していきます。
実際に役立った活用方法などもご紹介していくので、受験を検討している方や勉強中の方の参考になれば幸いです。
独学で色彩検定2級・3級を勉強するなら資格学習サービス【オンスク.JP】がおすすめ!
- 月額1,078円で60以上の資格講座が受け放題
- 講義動画は1本10分前後でスキマ時間にピッタリ
- 無料体験は期間無制限
\ まずは無料体験 /
色彩検定の級位と難易度
色彩検定は公益社団法人色彩検定協会が主催する民間資格です。

| 正式名称 | 文部科学省後援 色彩検定 |
| 級位 | 1級・2級・3級・UC級 |
| 試験日程 | 夏期・冬期の年2回 (1級は冬期のみ年1回) |
級位は1級、2級、3級、UC級の4つです。
| 1級 | 2級 | 3級 | UC級 | |
| レベル | プロフェッショナル向け | 実務に応用したい人向け | 初めて色を学ぶ人向け | ユニバーサルカラーに特化 |
| 勉強の難易度 | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | ★★☆☆☆ | ★☆☆☆☆ |
初学者からプロを目指したい人まで、レベルに応じた級位が分けられています。
受験資格は特にないため誰でも受けられ、飛び級も可能です。
いきなり1級を受けることもできますが、2級と3級の内容も出題されるので、その場合も2級と3級のテキストが必須となります。
新配色カードについて
新配色カードは、日本色研事業株式会社が制作したカラーカードです。

※画像はリニューアル前のものです。
新配色カード199aはPCCSのトーン別に分類したカードに実用的な色をプラスした199色が収録されています。
- 各トーン24色相のうち、偶数番号の12色だけが収録されている(vトーンのみ24色収録)
- sトーンは入っていない
- pトーン及びltトーンは記号付きのものが採用されている
- PCCSの他に無彩色、ピンク系、ブラウン系、オフニュートラル系、肌色系が含まれる
カードを見て色の感覚を鍛えたり、カードを切ったり貼ったりして実際に配色をしてみたり、さまざまな使用方法があります。
新配色カードの構成
新配色カード199は表全面にカラー印刷がされています。
そして裏面にPCCSの色記号が記載されています。

裏面には5mm間隔でドットが打たれており、切って使いやすくなっています。
カードの構成は以下の通りです。
- PCCSトーン別(v、dp、dk、p +、lt +、b、sf、d、ltg、g、dkg)
- Neutral(無彩色)
- ピンク系(PI)
- ブラウン系(BR)
- オフニュートラル系(off N)
- 肌色系(FL)
このうち、色彩検定で使うのはPCCSとNeutralのみです。
「a」「b」「c」の違い
新配色カード199には「新配色カード199a」「新配色カード199b」など、複数の種類があります。
このアルファベットの違いは、カードの大きさの違いです。
最も一般的なサイズは「新配色カード199a」となっています。
手のひらサイズで扱いやすいので、特に理由がなければ199aを購入するといいでしょう。
色彩検定に新配色カード199aは必要?
それでは、各級ごとに新配色カード199aの必要性と使い方をお話していきます。
3級:あったほうがよい
2級:あったほうがよい
1級:必須
UC級:不要
ひとつずつ解説していきます。
3級:あったほうがよい
3級は色彩検定の入門にピッタリな級。
新配色カード199aは、あったほうがいいけど必須ではないです。
ですが、あったほうが理解度・楽しさ・モチベーションがアップします。
- 色の特徴を当てるクイズをする
- ノートに貼って配色してみる
- 切ったカードで色相環の感覚を掴む
3級試験では同じ色相やトーンの色を選ぶ問題や、配色技法・配色イメージに当てはまる色を選ぶ問題が出題されます。
また、PCCS色相環を覚えていないと解けない問題も出題されます。
これらはテキストでただ見て覚えるよりも、実際に手を動かして覚えた方が記憶に定着しやすくなります。
特におすすめなのが、トーンと色相番号を当てるクイズに使うことです。
3級は「純色はこういう色」「明度が高いとこんな色になる」といった、色の系統が頭に入っていれば解ける問題が多いです。
なので、色を見てどんな特徴のある色かを見極める力をつけておきましょう。
最もかんたんなのは、新配色カード199aからランダムにカードを選んでどんな色かを判断するクイズです。

トーンと色相番号まで思い浮かべば完璧ですが、「明清色っぽい」「色相は緑系」「明度は高め」などと判断できればOK。
ほかにも、身の回りのものに新配色カード199aをかざして似ている色を探してみるのも色の感覚を養う上で役に立ちますよ。
また、テキストによっては実際に新配色カード199aを切り貼りできる仕様になっている場合があるので、その場合も用意したほうがいいでしょう。
2級:あったほうがよい
より実用的な内容が含まれる2級。
新配色カード199aは、あったほうがいいけど必須ではないです。
- 切ったカードで色相環の感覚を掴む
- ノートに貼って配色してみる
- トーンと色相番号を当てるクイズをする
- 身の回りのもののトーンと色彩番号を当てるクイズをする
特におすすめなのが、切ったカードでPCCS色相環の感覚を掴むことです。
2級になるとPCCSを使って配色を考える問題が登場するので、PCCS色相環を完璧に覚える必要があります。

vトーン全24色をすべて同じサイズに切り、裏面に色相番号を書いておきます。
カードを混ぜてランダムにとり、色相環を作っていきます。
色を見て「青みの緑かな?」「赤みの黄かな?」とイメージしながら配置していきましょう。

色相環ができあがってくると、偏っていたりずれていたりする場所が出てきます。

ずれている場所があったら、そこが色相名と一致していない箇所ということです。
偏りやずれを知ることで、自分の苦手な色がわかります。
ほかにも、ノートに配色技法や配色イメージに沿ったカラーカードを切り貼りしてみるのもおすすめです。

実際に手を動かすことで、より理解を深めながら覚えることができますよ。
また、3級と同様、テキストに新配色カード199aを切り貼りできる仕様が設けられている場合があります。
1級:必須
色彩のプロと目指す1級は、新配色カード199aが必須です。
2026年冬季試験より1級2次試験の形式が一部変更され、新配色カード199aの代わりに印刷された色から選んで記述する形式になります。
ですが、だからといって新配色カード199aが不要というわけではありません。
学習段階では新配色カード199aが必須ですので、用意しましょう。
- 慣用色→PCCS近似値変換表を作る
- 慣用色名から近似値を探すクイズをする
- トーン概念図を作る
- 配色技法と配色イメージをノートに貼る
- 過去問題に使う
- 自作問題を作って切り貼りする
1級2次試験で最も優先すべきは、慣用色とPCCS近似値の暗記です。
- 慣用色名
- 慣用色名の名前の由来や意味
- PCCSに変換した場合の近似値
対象の慣用色は3級の64色と2級の63色をあわせた計127色。
かなり膨大な数の慣用色を覚えなければならないので、なるべく早い段階から少しずつ取り組んでいきましょう。
私は慣用色→PCCS近似値単語帳を作ったり、色相別に由来をまとめたりしました。

単語帳や自作ノートにまとめておけば、外出中やスキマ時間に勉強しやすくなります。
色は一夜漬けで覚えられるものではないので、早め早めから少しずつ進めるのはおすすめです。
UC級:不要
ユニバーサルカラーに特化した内容を学習するUC級において、新配色カード199aは必要ありません。
私は1級受験後にUC級を受けたため、余っていた新配色カード199aを一部ノートに貼りましたが、あくまでも「見やすいノートを作るため」でした。

UC級は難易度がかなり易しく、テキスト1冊だけでも合格を目指せます。
PCCSを用いて配色を考える問題も出題されないので、新配色カード199aは必要ありません。
以上が、私の経験から判断する新配色カード199aの必要性と活用方法です。

2級と3級は必須ではありませんが、あったほうがより楽しく勉強できますし、後で上位級を受けたくなったときにも役に立つはずです。
試験までまだ時間があるみなさん、ぜひお手元に新配色カード199aを用意してみては?
おわりに
色彩検定の級位ごとに新配色カード199aの必要性を解説しました。
- 3級:あったほうがよい
- 2級:あったほうがよい
- 1級:必須
- UC級:不要
UC級以外は買いましょう!というのが、私の見解です。
勉強はもちろん試験合格のために行いますが、その道中を楽しめることも大切です。
新配色カード199aは勉強のモチベーションをより高めてくれるアイテムですので、うまく活用して勉強に役立ててみてくださいね。
それでは、みなさんが合格できることを願っています!
最後までご覧いただきありがとうございました。
\楽しく勉強するなら!/




