【正直レビュー】ロロマクラシック(ミニ6)を徹底解説!使用感やデメリットもご紹介
ロロマクラシックは、手帳ブランドとして名高いダ・ヴィンチの代表作です。
本革手帳ならではの高級感と使い勝手のよさで、超ロングセラーをおさめています。
しかし、いい素材を使っているだけあってお値段は14,300円〜とお高め。
思いつきで購入するには少しハードルが高いですよね。
そこで今回は、ロロマクラシックポケットサイズ(ミニ6サイズ)をメイン手帳として1年使った私が、ロロマクラシックの特徴や使用感を詳しくご紹介していきます。
いい部分だけでなく「ここはちょっと…」と感じた部分も含めて正直にレビューしていきますので、購入を検討している方はぜひ参考にしてみてくださいね。
ロロマクラシックについて
ロロマクラシックはレイメイ藤井が手がけるダ・ヴィンチ・グランデシリーズの本革手帳です。
手帳好きであれば一度は聞いたことがあるであろう、ダ・ヴィンチという名前。
ダ・ヴィンチは手帳ブランドとして、システム手帳関連商品を広く展開しています。
中でもダ・ヴィンチ・グランデは最もハイエンドなシリーズです。
ロロマレザーという国産の牛革を使用し、オイルとワックスをたっぷりと染み込ませた重厚感のある艶が特徴的です。
使うほどに艶が増して味が出るため、長い期間をかけて経年変化が楽しめます。
ロロマクラシックは「いいモノを長く使いたい」という方にとてもおすすめな手帳です。
ロロマクラシックのラインナップ
ロロマクラシックは4つのサイズが展開されています。
- A5サイズ
- 聖書サイズ
- ポケットサイズ
- mini5サイズ
また、A5サイズと聖書サイズはリング径が2種類の中から選ぶことができます。
- A5サイズ:30mmまたは20mm
- 聖書サイズ:24mmまたは15mm
リング径まで選べるのは嬉しいですよね。
さらにカラー展開も豊富で、ネイビーやグリーンなど他ではあまり見ない色味もあります。
※サイズによってカラーバリエーションは異なります。
サイズはご覧のとおりです。
A5サイズ | W192 x H234 x D45mm |
聖書サイズ | W135 x H190 x D40mm |
ポケットサイズ | W105 x H145 x D30mm |
mini5サイズ | W94 x H120 x D24mm |
たっぷり挟めるA5サイズ、最もオーソドックスな聖書サイズ、そして持ち歩きに便利なポケットサイズとmini5サイズ。
用途や状況に応じて自分にピッタリなサイズを選びましょう。
ポケットサイズ(ミニ6)のスペック
4つのサイズの中から、私はポケットサイズ(ミニ6サイズ)のブラウンを選びました。
ここからはポケットサイズについてご紹介していきます。
まずは基本的なスペックから。
本体サイズ | W105 x H145 x D30mm |
本体質量 | 188g |
リング径 | 14mm |
カラー展開 | 5色(ブラック / ダークブラウン / ブラウン / ブルー / レッド) |
定価は17,600円(税抜16,000円)です。
実際のサイズ感と重さ
大きさは手のひらに乗るくらいの大きさです。
私は手が小さい方ですが、片手でも問題なく持てるサイズです。
メイン手帳として色々詰め込んでいるため、厚みは3.2cmほどありました。
リフィルは厚めの紙やディバイダーを含め、約80枚収納しています。
公式サイトでは収納できるリフィルはおよそ95枚との表記がありますが、ちょうどそのくらいだと感じました。
また重さについてですが、革の厚みがある分少し重量感があります。
重さを量ってみたところ、285gでした。
今まで綴じ手帳を使ってきた方は、慣れるまで少し重く感じるかもしれません。
私がメイン手帳にポケットサイズを選んだ理由
私はロロマクラシックを2021年8月に購入し、2022年1月からメイン手帳として使っています。
毎日使うようになってもうすぐ1年です。
2021年までは綴じ手帳を使っていたのですが、中身の入れ替えをしたり色々なカスタマイズをしたい気持ちがあり、思い切ってシステム手帳へ移行しました。
綴じ手帳はA6やB6を使っていたため、システム手帳へ移行する際はサイズ感の近いポケットサイズと聖書サイズで迷いました。
- 毎日持ち歩きたいサイズ感
- 小さいバッグにも入る
- 立ったままでも書きやすい手に取ったときにときめいた
ちなみにポケットサイズより小さいmini5サイズは、リフィルの種類が少ないことと、収納枚数が足りなそうという観点から除外しました。
今のところ、ポケットサイズで「小さすぎた」「大きすぎた」と感じたことは一度もありません。
毎日を共にする持ち歩き手帳としては、ちょうどいいサイズ感です。
ロロマクラシックのココがすごい!
それではここから、ロロマクラシックを実際に使ってみて感じたいいところを詳しくご紹介していきます。
- 上質なレザー
- 手入れが楽すぎる
- セットリフィルが豪華
- どこでも書ける
- 持っているだけでテンションが上がる
多くの人に愛され続けるロロマクラシックの魅力がきっと伝わるはずです!
上質なレザー
冒頭でもお伝えしたとおり、ロロマクラシックはロロマレザーという日本製の牛革を使っています。
ロロマレザーはステアハイドという牛革をベースにフルベジタブルタンニン鞣しを行い、さらに天然ワックスをたっぷりと染み込ませることで他にない美しい艶を放ちます。
ちなみにロロマレザーという名前はインディアン・ジュエリーのカリスマ:チャールズ・ロロマ(1921年-1991年)に由来し、宝石のように美しい革を作るという意味が込められています。
ロロマクラシックの美しい艶は、まさに宝石級。
ロロマレザーは革表面の光沢感が表れやすい革です。
使えば使うほど艶が出てくるので、美しい経年変化を楽しむことができますよ。
手入れが楽すぎる
革製品のデメリットのひとつに、お手入れが必要なことが挙げられます。
革は繊細なので、定期的にお手入れをしないと油分が抜けてダメージを受けやすくなってしまいます。
ひどい場合は繊維がもろくなってボロボロになってしまうことも…。
この記事を読んでくださっている方の中にも、お手入れができる自信がなくて革手帳に手が出せないという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
しかし、ロロマクラシックはお手入れが超簡単です。
というのも、日常的なメンテナンスは一切必要ありません。
ロロマレザーは天然ワックスでコーティングされているため、触るたびに手から補給される油分で十分な潤いを与えることができます。
私も日常的なお手入れはしていません。
気になる方は、乾いた布で拭いてあげるといいでしょう。
ちなみに、私は特別ケアとして半年〜1年程度でラナパーのレザートリートメントを使ってケアしています。
セットリフィルが豪華
ロロマクラシックは、本体にセットでリフィルが付属しています。
マンスリーにウィークリー、メモもあるのですぐに手帳を使い始めたい方にもピッタリです。
セットリフィルはサイズによって内容が異なるのですが、ポケットサイズにはこちらのリフィルが入っていました。
- 表紙と個人情報メモ / 裏表紙
- フリーマンスリー
- フリーウィークリー
- 罫線
- アドレス帳
- カードケース
- ブックマーク
私は購入当初、リフィルはすべて別で用意しようと考えていました。
しかし意外にもセットリフィルの使い勝手がよく、罫線とブックマーク以外は現在も使っています。
中でもフリーウィークリーは同じシリーズのリフィルを追加購入するほど気に入りました。
システム手帳のリフィルは意外と高く、複数種類揃えようとするとあっという間に1,000円を超えてしまいます。
セットリフィルが充実していれば、そういった最初の出費を抑えることもできますね。
どこでも書ける
ロロマクラシックのカバーは硬く、厚みがあります。
安定感が抜群なので、カバーを下敷き代わりにして立ったまま書くことも可能です。
ロロマクラシックの購入を決めたとき、これが決め手になったと言っても過言ではありません。
私は購入当初から持ち歩き手帳として使う予定だったので、出先で予定を書き込むことを想定してカバーが硬くて安定している手帳を探していました。
これが大正解!
予定を確認したり予約を入れたり、外で手帳を開く機会は意外と多いです。
ロロマクラシックの安定感、一度持ったら病みつきになりますよ。
持っているだけでテンションが上がる
手帳は、毎日を共にする相棒のような存在です。
せっかく買うのなら、持っているだけで気持ちを高めてくれるようなものがいいですよね。
ロロマクラシックの最大の魅力は何度もお伝えしているとおり、他にはない上品な艶です。
私はこの艶感が大好きで、触れる度についうっとりしてしまいます。
そして、我ながら「いい手帳を使っているな」と思います(笑)
この気持ちはとても大切で、見てテンションが上がる→使う頻度が上がる→大切に使おうとする→長持ちするといういいサイクルができるのです。
好きなものに囲まれている人は周りからも幸せそうに見えるものです。
ロロマクラシックは持っている人をもちょっと魅力的に魅せてくれる、そんな不思議な力を秘めたアイテムと言えるかもしれませんね。
ロロマクラシックのちょっと残念なところ
ここまでロロマクラシックの魅力をたっぷりとお届けしてきましたが、ぶっちゃけ皆さんが気になるのは悪いところだと思います。
ここからは私が実際に使ってみて「ここはちょっと…」と感じたポイントをお伝えしていきます。
- 傷つきやすい
- 180度開いたままにできない
- ペンによってはペンホルダーが使いにくい
対処法もあわせてご紹介していきますので、参考にしてみてくださいね。
傷つきやすい
ロロマクラシックは他の革製品と比べて傷がつきやすいです。
爪でちょっと引っ掻いてしまっただけで擦り傷ができてしまうので、扱いには注意しなくてはいけません。
光に当てるとこんな感じで傷が見えます。
私は毎日持ち歩いていることもあり、細かい傷が結構できてしまいました。
革製品は傷さえも味として楽しむことができるためそんなには気にならないと思いますが、もし傷つけてしまった場合はレザークリームを塗ると目立ちにくくなりますよ。
神経質に取り扱う必要はありませんが、長く使うためにも丁寧な扱いを心がけるといいでしょう。
持ち歩き時はポーチに入れるのもおすすめですよ。
180度開いたままにできない
ロロマクラシックは机の上に置いた状態で、180度パタンとは開かない場合があります。
こちらは手帳の中央あたりのページを開いた状態です。
ほぼ水平に開いているように見えます。
しかし、前や後ろのページではこのようになります。
片側が少し浮いてしまっているのがお分かりいただけるかと思います。
このように、開く場所によっては少し浮いてしまうことがあります。
机に広げたまま作業したり書き物をしたりする方は、やや不便を感じるかもしれません。
しかし、私はむしろこれで良かったと思っています。
というのも、180度パタンと開く手帳は持ち上げると180度以上開いてしまうものが多いのです。
こちらはダ・ヴィンチの聖書サイズシステム手帳(革はスーパーロイス)ですが、持ち上げるとだらーんと開いてしまいます。
これでは立ったまま記入するのは大変です。
この点を鑑みても、ロロマクラシックは持ち歩きに適した手帳と言えそうですね。
ちなみに購入当初はもう少し開きにくかったのですが、使っていくうちに180度近く開くようになりました。
ペンによってはペンホルダーが使いにくい
ロロマクラシックにはペンホルダーが付属しています。
ペンホルダーは可動式で、約14mm径までのペンが収納できます。
私は手帳にフリクションボール4ウッドを使っているのですが、最大径が14.2mmあります。
入らないことはないものの、革を傷つけそうだったので付属のペンホルダーを使うのは諦めました。
ちなみに最大径が13.8mmのフリクションボール4は少々キツいものの、問題なく入ります。
太めのペンを使っている方は、あらかじめ最大径を調べておきましょう。
そしてもう一点、注意点があります。
ペンホルダーは厚みがあります。
そのため、ペンクリップが開かないタイプのペンは出し入れする際に革を傷つけてしまう恐れがあります。
ペンを使うたびに気を遣うのは大変です。
太めのペンやバインダークリップ以外のペンを使いたい場合は、別売りのペンホルダーを使うのがおすすめです。
私はダ・ヴィンチの下敷&ペンホルダーを使っています。
しかしこちらもペンホルダーは直径13mm以下なので、フリクションボール4ウッドは入りません(笑)
私はこのようにクリップ部分を引っ掛けて使っています。
しっかり固定されますし、ペンホルダーの外側につけることでリフィルとの干渉も防げるので気に入っています。
結論。ロロマクラシックは最高の相棒!
決して安い買い物ではないので、私も購入する際は随分迷いました。
しかし今となっては、ロロマクラシックは私の生活になくてはならない大切な相棒のような存在です。
上記で挙げたデメリットも、考え方を変えればマイナス要素はなくなります。
- 傷つきやすい → 大切にしようと思える
- 180度開きにくい → その分立ったままでも使いやすい
- ペンホルダーが特徴的 → カスタマイズで使いやすくできる
私にとってはデメリットの一切ない、最高の手帳です。
購入して1年半経ちましたが、今でも毎日ロロマクラシックが愛おしくてたまりません。
ロロマクラシックは使えば使うほどに姿を変え、味が出ます。
使い方次第で変化の度合いや過程も異なるため、自分だけの手帳を育てることができますよ。
みなさんも人生の長いお供に、ぜひお迎えしてみませんか?
おわりに
ロロマクラシック(ポケットサイズ)のご紹介でした。
- 上質なレザー
- 手入れが楽すぎる
- セットリフィルが豪華
- どこでも書ける
- 持っているだけでテンションが上がる
と、魅力たっぷりのロロマクラシック。
特にロロマレザーの上品な艶は、一度使ったら虜になること間違いなし!
みなさんもロロマクラシックでさらに充実した手帳ライフを目指しませんか?
\システム手帳デビューにもおすすめ!/