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紅茶検定(中級)の章ごとの勉強方法とおさえておくべきポイントを解説!

紅茶検定の章ごとの勉強方法を解説

紅茶検定は、紅茶に関する幅広い知識が問われる民間の検定です。

比較的新しい検定試験ですが、紅茶好きの人を中心に人気を集めています。

紅茶の奥深さを知ることで、いつものティータイムがより一層楽しくなりますよ。

   

比較的難易度が低く、初心者でも受験しやすい紅茶検定。

ですが、紅茶検定には公式問題集や過去問題集がありません

テキストを使ってひたすら暗記するしかなく、何を覚えたらいいのかわからないという方も多いでしょう。

   

そこで本記事では、2023年夏に実施された第7回紅茶検定(中級)に合格した私が、テキストの章ごとに勉強のコツやポイントを解説していきます。

これから紅茶検定を受験する方の参考にされば幸いです。

本記事は第7回の話です。傾向は変わる可能性がありますので、あくまでも参考程度にご覧ください。

もくじ

紅茶検定について

紅茶検定は紅茶検定実行委員会が主催する民間資格です。

日本唯一の紅茶団体である日本紅茶協会の協力のもとで開催されています。

紅茶検定HP
出典:紅茶検定 公式サイト
主催紅茶検定実行委員会
特別協力:日本紅茶協会
級位初級(ベーシック)
中級(アドバンス)
上級(プロフェッショナル)
検定料初級:4,900円
中級:5,900円
上級:7,700円
勉強方法公式テキスト
受験方法オンライン(PC/スマホ/タブレット)
試験時間60分
問題数80問
出題形式マークシート式(四者択一)
合格ライン概ね正解率70%以上
試験日程年2回程度

※2023年11月現在の情報です。最新情報は公式サイトをご確認ください。

本記事をご覧になっている方は中級の受験を検討している方が多いと思います。

中級では紅茶のいれ方や産地や茶葉の種類、各国の歴史、マーケット、効能など幅広い知識が問われます。

   

初級に比べて難易度は上がるものの、独学で十分に合格を目指せます

テキストも雑誌感覚で読みやすく、楽しみながら勉強を進められます。

「日々のティータイムをより味わい深く楽しい時間に」をテーマに設立された検定というだけありますね。

紅茶検定(中級)の章ごとの勉強方法

紅茶検定(中級)は、公式テキスト『紅茶の大辞典』を中心に出題されます。

テキストは必須なので、必ず用意しましょう。

紅茶の大辞典』は5つの章で構成されています。

『紅茶の大辞典』の構成

第1章 知っておきたい紅茶の基礎知識

第2章 世界の紅茶の産地と茶葉

第3章 フレーバードティー&ハーブティー

第4章 世界のティータイム、四季のティータイム

第5章 世界の紅茶ブランドカタログ

ここからは、章ごとの勉強のポイントを解説していきます。

   

ちなみに、第7回試験の出題傾向はこんな感じでした。

第7回紅茶検定の出題傾向
第1章30問
第2章20問
第3章4問
第4章12問
第5章7問(年表・用語辞典含む)
その他7問

※複数の章に記載があるものは重要度が高い章に含めています。

※個人で統計をとった結果なので、間違っている場合があることをご了承ください。

第1章と第2章からの出題が多めであるものの、すべての章から出題されるので山を張らずしっかり勉強しましょう

第1章 知っておきたい紅茶の基礎知識

それでは、第1章から解説していきます。

   

第1章では紅茶の基礎知識を学びます。

紅茶検定では第1章からの出題が最も多いため、漏らさずしっかり学習しましょう

第1章の勉強のコツ
  • すべてのページに満遍なく目を通す
  • 水の硬度と紅茶の関係を理解する
  • 正しい紅茶のいれ方と名称を理解する
  • ティーブレイクページもしっかり読み込む
  • 製茶による茶の分類を暗記する
  • リーフグレード・リーフの呼び方を暗記する
  • 紅茶の成分と効能を理解する

まずは、すべてのページを満遍なく読み込んでください

脚注などの小さな文字からも出題される可能性があるので、しっかり時間をとってじっくり読み進めるのがおすすめです。

   

第1章では「ジャンピング」「ティーコジー」「CTC」など、たくさんの用語が登場します。

これらはただ名称を覚えるだけでなく、意味を説明できるようにしておきましょう

おすすめの勉強方法
  • テキストを隅々まで読み込む
  • 実際に紅茶をいれてみる
  • 製茶による茶の分類・リーフグレードをノートに書いて暗記

特におすすめなのは、実際に紅茶をいれてみること。

紅茶の大辞典』にはさまざまなパターンのいれ方が載っているので、ぜひ真似していれてみましょう。

おいしい紅茶を飲みながら楽しく覚えられますよ!

第2章 世界の紅茶の産地と茶葉

第2章では産地や茶園ごとの特徴を学びます。

こちらも出題数が多い範囲ですが、内容もボリュームがあるため必要箇所に絞って暗記していきましょう

第2章の勉強のコツ
  • ティーベルトと産地国の大まかな位置を暗記する
  • クオリティーシーズンを暗記する
  • 紅茶のデータを大まかに覚えておく
  • 産地ごとの特徴や地名の由来を暗記する
  • 茶園の名称と特徴を暗記する

第2章は覚えることが最も多い章ですが、テキストの内容すべてを暗記する必要はありません。

重要な箇所に絞って暗記していきましょう。

   

特に重要なのは、産地ごとの特徴です。

位置や隣接する川、地名の由来、開拓した年と人物、収穫時期、特徴的な香りなど、産地ごとの特徴を頭に入れておきましょう。

   

茶園は細かい特徴まで覚える必要はありませんが、ダージリンとアッサムの茶園の区別はつくようにしておいた方がいいです。

茶園の中には目立った特徴のある場所もありますが、こちらも頭に入れておくといいでしょう。

(セカンドフラッシュが有名なキャッスルトンなど)

   

また、第7回試験では紅茶のデータからの出題がとても多かったです。

しかもテキストに載っているデータではなく、最新のデータをもとに出題されたので、余裕のある方はネットで新情報を調べておくことをおすすめします。

とはいえ、ネットで調べても出てこないデータもあるのですが…。

詳しくはこちらの記事で解説いています。

こちらは対策に限界があるので、まずはテキスト学習で点を取れる箇所を漏らさずしっかり勉強していきましょう!

おすすめの勉強方法
  • 一通り読んだ後は重要箇所に絞って暗記する
  • 産地ごとの特徴をノートにまとめる

第2章は情報量がとても多く、隅々まで覚えるのはほぼ不可能です。

一巡目で重要だと思う箇所にマーカーを引いておき、以降はマーカーを引いたところを中心に読み直して暗記していくのがおすすめです。

   

ごちゃ混ぜになりやすい産地ごとの特徴は、ノートにまとめるのがおすすめです。

産地ごとの紅茶の特徴

1ページにまとめておけばテキストを行き来しながら暗記する必要がないので、効率よく暗記できます。

私は赤シートを使って暗記しました!

第3章 フレーバードティー&ハーブティー

第3章ではフレーバードティーとハーブティーについて学びます。

他の章に比べて出題数は少ないですが、重要語句はしっかり頭に入れておきましょう

第3章の勉強のコツ
  • フレーバードティーの分類を暗記する
  • アールグレイとルイボスティーの特徴を暗記する
  • ハーブティーの概要を理解する

カタログが大半を占めている第2章ですが、カタログからは出題されませんでした

その他の範囲を中心に勉強しましょう。

おすすめの勉強方法
  • カタログ以外のページを読み込む

フレーバードティーの分類やアールグレイの生い立ちなどは覚えておくと安心です。

ハーブの種類や効能は覚えなくても大丈夫でした。

第4章 世界のティータイム、四季のティータイム

第4章では世界のお茶文化について学習します。

第7回試験では思っていたより出題が多かったです。

第4章の勉強のコツ
  • 茶道具の歴史を暗記する
  • 紅茶飲用の習慣を暗記する
  • 各国の飲み方や器具の名称を覚える

茶器やサロンの名称など、意外と覚えることが多い第4章。

語句は逃さず覚えておくと安心です。

おすすめの勉強方法
  • テキストをしっかり読み込む
  • 茶器の写真を調べる

茶器は国によって形状や名称が違います。

文字だけではイメージしにくい部分もあるので、ネットで写真を調べてどんなものか見ておくのがおすすめです。

私はノートにイラストを描いて覚えました!

第5章 世界の紅茶ブランドカタログ

第5章は紅茶ブランドの歴史や特徴が載っていますが、こちらのカタログからは出題されませんでした。

出題されたのは年表と用語辞典からのみ

第5章は年表と用語辞典に全振りして、しっかり暗記しましょう。

第5章の勉強のコツ
  • 年表を暗記する
  • 用語辞典を暗記する

特に重要なのは年表です。

重要なできごとが起こった年や人物の名前など覚えることが多いですが、繰り返し目を通して覚えましょう。

   

また、用語辞典には本編に登場しなかった用語も掲載されているため、目を通しておくことをおすすめします。

おすすめの勉強方法
  • 年表と用語辞典を隅々まで読み込む
  • 年表をノートに書く

私は年表をノートに書き、赤シートを使って覚えました。

紅茶の年表

テキストには名称しか載っていないできごとも内容を調べながら年表を作ったので、より理解が深まりました。

繰り返し暗記していると自然と身につきます!

中級はテキスト外からの出題もある!

実は、中級は公式テキスト以外からも出題されます。

問題数は少ないものの、私はこの中から結構落としてしまったので、もう少し対策をしておけばよかったなと思いました。

   

出題元は明らかにされていないため、対策をとるといっても確実な方法はありません

そこで私がおすすめするのが、公式テキスト以外の紅茶本をもう1冊読んでおくことです。

   

同じ紅茶の専門書でも本によって違う視点から解説してあったり、同じ内容でも書いてあるボリュームが違ったり、勉強になります。

私は紅茶検定受験後にこちらの本を読んだのですが、試験で初見した内容が載っていました。

こちらは必須ではありませんし、どこまで対策効果があるか未知数ですが、余裕のある方は目を通しておくといいかもしれません。

おわりに

紅茶検定の公式テキスト『紅茶の大辞典』の章ごとの勉強のコツをご紹介しました。

  • 第1章&第2章からの出題が多め
  • 第3章と第4章は重要語句をチェックしておく
  • 第5章は年表と用語辞典をしっかり覚えておこう
  • 産地の特徴や年表はノートにまとめると覚えやすい
  • 公式テキスト外からの出題もあるため注意

中級は用語の名称だけでなく、内容までしっかりと頭に入れておく必要があります。

意外と覚えることが多くて大変んですが、繰り返し読めば覚えられるので少しずつ勉強をすすめていきましょう。

   

紅茶検定は比較的新しい検定のため、出題傾向は変わる可能性があります。

本記事はあくまでも参考として活用してみてくださいね。

   

それでは、みなさんが合格できるようお祈りしています!

最後までご覧いただきありがとうございました。

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